2018年に出版された「ホモ・デウス」を2021年の今、読んでみると実に興味深いです。
人類が克服したと思われていた疫病が2020年に世界中で猛威を振るうなんて誰が予想できたでしょう。
我々は不死と幸福、神性を目指し、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。
最大多数の最大幸福を願いながら「シアワセじゃなきゃ死んだほうがまし」と自らが犠牲になるのはNG。
日本のような先進工業国は、教育、医療、福祉の巨大な制度を打ち立てていったが、これらの制度は、個人の健全な生活を保証することよりもむしろ、国を強化するものを目指すものだった。
当初、国家権力を制限するために構想された幸福追求に対する権利は、いつの間にか、幸福に対する権利に変わってしまった
ーまるで、人間には幸せになる自然権があり、私たちに不満を抱かせるものは何であれ、私たちの基本的人権を侵害するから、国家が何らかの措置を講じるべきであるかのように。
まるで、人間には幸せになる自然権があり、私たちに不満を抱かせるものは何であれ、私たちの基本的人権を侵害するから、という文章はガツンと響きました。
我々はいつから幸福になるのが当たり前の権利だと思い込んでしまったのでしょうか。
我々は不死と幸福、神性をめざし、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。35カ国以上で400万部突破の世界的ベストセラー!
今日のマザーズ


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